毎週楽しみにしていた
王道ラブコメも今週でオシマイ

マイユア最終回です

Myself ; Yourself Vol.1 (2007/12/21) Qzo 商品詳細を見る

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多分鬱展開が俺にはあってないです。
というか焦点がボケた印象が残りました。

菜々香の過去、トラウマの原因が
父親と母親の関係性にあったこと、
それを思い出してしまった菜々香
そしてついにはリスカで自殺未遂・・・
これが佐菜の苦い思い出と繋がるわけですが・・・


・・・早すぎますよね、やっぱり。
佐菜のリスカに関しては前半から
ずっと引っ張ってた伏線でしたが
最終回菜々香の過去がインパクト強くて
なんか佐菜の過去がボケちゃった気がします。
自分の過去の過ちをふまえて
菜々香の間違いを正そうとする佐菜の感情は
非常にわかりやすくて好感持てたのですが
如何せん早い・・・
最終回にしてこの情報量は少しなぁ・・・
尺、ということも言えますが
それだったらもっと削るべき話はあったかと。
別にヤンババなんていらなかったし
星野さんを悪役にするとこ全部削って
佐菜と菜々香の話をゆっくりやってくれたほうが
嬉しかったかなと思います。


一話を見終わったときに感じた楽しさは
佐菜というキャラの雰囲気のよさと
まわりの修輔、朱里、そして金朋(!?)の
昔とかわらないかのような友情の感じが心地よくて
これは楽しみだなと思っていました。
事実、序盤のテンポのよいギャグは楽しいし
時々見える佐菜、菜々香の暗さは
とにかく続きが見たいと思わせてくれました。

でも、ババァ以降の展開は好きじゃないです。
そのせいで菜々香が出てこない場面が増え
佐菜の過去に関しても掘り下げる前に終わっちゃって
変わってしまった二人が変わらない街、友情の中で
少しずつ昔のような気持ちや優しさを取り戻す展開を
期待してみていたのですがそこからずれてしまいました。


結果としては尺の短さというよりは
裾野の広げすぎが合わなかったと思います。
急転直下
前半と後半の雰囲気が同一アニメとは思えないものに。
佐菜という人物の魅力があっての作品ですが
菜々香の話はどうしても後半駆け足すぎたという
印象が残ってしまいました。
佐菜のそれまでを知らなくて
色んなことを言っていた菜々香が
最終回で初めて佐菜が自分と
同じレベル(かどうかは不明ですが)で
いやな思いをしてきていたんだって
やっとわかったのに、
そこでの心情などを描く時間すら
残されていませんでしたし。
せめてＥＤ削って少しだけでも。。。
Myself;Yourselfをバックにスタッフロールで
全然ＯＫだったんですが・・・


時間がないのはしょうがないのですが
もっと二人に絞った話でよかった気がします。
佐菜の優しげで一歩ひいてるようだけど
でも自我をちゃんともって行動する人間っぽい魅力は
とても好きでしたし、前半の楽しげな空気から
少しずつ昔を取り戻していくような５人は
とても素敵だと思いました。
そういう昔を取り戻す絵をゆっくり見たかったです。


色々書きました。
もちろん好きな作品ではあります。
今期毎週楽しみに待ってましたし
後半こそ浮き沈みありましたが
前半はかなり楽しく記事を書かせてもらいました。
ただゲーム原作はストーリーが長いので
アニメにするにはやはりむずかしいのですね。
すべてを描けるほどの時間は１クールにはないです。
最終回より修輔との別れが一番の回だったかな～？
駆け足になった佐菜の過去が本当に残念です。


長くなりましたが、最後に・・・
スタッフに感謝、話題が尽きない作品で
楽しませてもらいました。
本当にお疲れ様でした。


オシマイ